研究技術のアート・コミュニケーション展
花王 研究技術の アート・コミュニケーション展 体験型ARアプリ 花王製品の科学的根拠重視した開発哲学をアートという手法を使い感覚的に体験してもらう空間を制作。研究結果を単なる理論やデータとして提示するのではなく、独自の表現手法を通じて、来場者が自らの感覚を通じて五感で深く味わえるように構成された特別な展覧会。 制作年:2018年 クライアント: 花王株式会社 香料開発研究所/作成部門 場所:ROUTE GALLERY 制作環境:Unity 担当箇所: ARシステム制作 グラフィックデザイン プログラミング ディレクター: 安部 忍 [ 花王株式会社 ] 写真: Francisco Hernandez Harzal 花王株式会社は社員の約1/3が研究員という社風が反映され、その製品にはエビデンスベース(科学的根拠重視)とした自社開発・独自処方・原料選びが行われています。社内の研究所で行われる研究の成果を、商品化とは別の形で消費者に伝え、関心を持ってもらうために、研究データのビジュアル化や体感できる装置や空間をつくることを目的とした展覧会が行われました。 この展覧会での展示作品のARシステムの制作部分を担当しました。カザンリンク(バラ)とガーデニア(クチナシ)のつぼみ、咲きかけ、開花の三つ時期を撮影した写真作品が壁に展示され、その写真にタブレットをかざすと、花から香り成分が拡散していく様子がAR(拡張現実)CGで楽しめます。この香り成分の種類や量は花王の研究所での実測データを元に視覚化され、ARを用いて花から拡散される様子を視覚化しました。また、花の種類や開花時期による香り成分の異なりや、花の写真からの距離によって成分量を変化させることによって香りの拡散の様子をシュミレートしています。
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